僕は毎回指導に係わった子に、必ずフィードバックをするようにしている。
今日指導した中で、何が出来てて、何が出来ていなかったかを説明している。

当初、ハイハイみたいな感じで聞いていたが、最近ではそのフィードバックの時に真面目な顔で聞くようになってきた。

自分でいうのもなんだが、子どもながらに「この人の言うことを聞いておくと、うまくなった気がする」と思っているのだろうか(笑

褒めるだけでもない、注意するだけでもない、両方だ。

そのフィードバックについては、具体的に説明している。
演武であれば「何番目の構成の●●の鈎手」とか、「何番の入りの間合い」とかだ。
細かいところまでちゃんと見ているぞ、という意味合いもある。

また、練習をさせるときには今からする練習が「何を意味しているのか」も伝えている。
これは子どもも大人も同じだ。

今度単演に出る中学生拳士がいただ、組演武をしたことがない。
相対で技の練習はしたことがあっても、演武はしたことがないので、単演をさせても相手が見えていない。
その日も単演を練習すると思っていたその子に僕は言った。

「あ、もう単演はいませんでええで。家でも出来るやろ。
●●さんと単演でやるものを、相対で全部やる練習してみようか。じゃないと相手がおるイメージはできないやろ。」

納得して練習を始めた。

指導するのであれば具体的であるべきだと思う。
感じて読み取れ、は一定のレベルに達してからだろう。
特に子どものうちは、「なんで?」「なんで?」を言わないだけで、心では常にそう思われていると。

そして、指導した限りは相手の習得度を同じく終了時には具体的に説明しなければいけないと考える。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です