少林寺拳法を指導していると、「どう教えれば上達するのか」と悩むことがあります。
上達は「何を教えるか」ではなく「どう教えるか」で決まります。

少林寺拳法においてはやるべきことが多い。
よって、教えることも多いのですが最近特に自分自身で気を付けていることを書いておきます。

指導にお悩みの方もぜひ、読んでください。

教える側が計画を立てること

まず大事なことは、教える方が計画を立てることです。
とはいえ、その計画は「これを教えよう」と思うと間違えます。

往々にして少林寺拳法の指導の場面では、「指導者が教えたい技を教える」傾向が強いです。
これでは、指導を受ける方がうまくなるはずもないのです。

「どの技を教えてほしい」は禁句

特に気を付けてほしいのは「どの技を教えてほしい」という質問です。
この質問は、三段受験くらいであればいいですが、特に年少部や級拳士には禁句だと考えます。

なぜなら、ほとんどの場合、指導を受ける側が「今、習うべきこと、覚えること」を明確に自覚していないということです。

そして正直「何を聞いたらいいか分からない」状態である可能性があるのです。

指導を受ける側に寄り添う

大事なポイントは「教える」という前に、まずは「今、指導を受ける側にとって必要なことは何か?」をしっかり見つめることです。

何に向かって修練をしているのか、それをしっかり考えないといけません。

技だけ教えても上達しない理由

なぜ、なかなか少林寺拳法の技は教えても上達しないし、覚えてくれないのか?
それはすべて、指導者側の責任です。

ありがちな、教え方と具体的な教え方の改善

例えば、今度3級受験する人がいるとしましょう。
多くの指導者の場合、「3級の技」をおこない、その後「抽出科目」で3級までの技をします。

しかし、そうなると指導受ける側は「点」で技を覚えてしまいます。
点を線で結んでいかないと、少林寺拳法の技は、昇級を重ねるたびに、どんどん覚えれなくなっていきます。

例えば3級の技として「外押受突」があります。
それを教える場合、技の中の足裁きの話をしたときに「同じような足裁きの技はありませんでしたか?」と問いかけます。
最初の6級で習う「上受突(表)」と布陣や構え、足の捌きが同じことを教えます。

十字抜きを教えるなら、必ずそれまでに習う「切抜との違い」について攻撃の違いも含め説明します。

指導する側も「予習」し「計画」を立てる

あとは、指導する側も、受ける側も「予習をすべき」と思います。
次回はこんな技をしますので、見ておいてね。とすれば、次の修練の効率があがります。

よく考えてみれば、学校などの教員は教える前には、まとめています。
少林寺拳法も同じ、指導受ける側もですが、それ以上に指導をする側は、しっかり予習と計画を立てるべきでしょう。

まとめ|教え方で成長は変わる

上達は「何を教えるか」ではなく、「どう教えるか」で決まります。
技を教えるだけでは人は伸びません。
教え方によって成長は大きく変わります。


少林寺拳法は、どうしても教えることが多い武道です。
そのため、しっかりと何を教えるべきかを、指導者側が「指導を受ける側の立場になって、寄り添いながら」指導の計画と予習をすべきでしょう。

とりあえず、今日は何しよか?はやめましょう。

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