武道と言えば「帯の色」。
黒帯は、子どもたちにとっても憧れのひとつだと思います。
では、少林寺拳法の場合、級によって帯の色はどのように変わっていくのでしょうか?
「帯の色」と「級」
まず、小学4年生以上の子と、小学3年生以下の子で違いがあります。
小学4年生以上(大人も含む)
- 白帯(見習い)
- 緑帯(6,5,4級)
- 茶帯(3,2,1級)
- 黒帯(初段以降)
小学校3年生以下
- 白帯(見習い)
- 黄帯(8,7級)
- 緑帯(6,5,4級)
- 茶帯(3,2,1級)
- 黒帯(初段以降)
このように、小学4年生以上か、小学3年生以下かによって、最初に取得する級が変わります。
「じゃあ、4年生から始めた方が得?」なんて思うかもしれません。
でも、結局のところ技術は積み重ねです。
早く始めれば、それだけ基本を身につける時間も長くなります。
習う技に違いはあるのか?
ちなみに「技」については、中学生以上か、小学生以下かで違いがあります。
中学生以上になると、いわゆる投げ技や固め技なども入ってきます。
小さい子どもは関節が柔らかい反面、無理をして怪我をしてはいけません。そのため、危険性のある技については、小学生の間は行わないものがあります。
ですから、小学生の間に初段(黒帯)を取る場合と、中学生になってから初段を取る場合では、修得する技の数にも違いがあります。
これも、「じゃあ、小学生のうちに初段を取った方がラク?」と思われるかもしれませんね。
ところが、そうとも限りません。
その後、二段を目指すときには、小学生のときにやっていなかった技も覚えていく必要があるからです。
昇級や帯の色は「目的」にしてはいけない
もちろん、
「次の級に上がりたい」
「早く緑帯になりたい」
「いつか黒帯を締めたい」
そう思うことは、とてもいいことです。
昇級や帯の色が変わっていくことは、子どもたちにとって大きなモチベーションになります。
でも、大事なことがあります。
昇級や帯の色は「目的」ではなく、「目標」だということです。
目的とは、「何のためにやるのか」という最終的なゴール。
目標とは、そこへ向かうための具体的な目印や通過点。
だから私は、技が上手になったかどうかだけでなく、
「その帯、その級にふさわしい人として成長しているか」
ということも大切にしたいと思っています。
- 挨拶ができるようになった
- 人の話をきちんと聞けるようになった
- 仲間を思いやれるようになった
- 失敗しても、もう一度挑戦できるようになった
そういう成長も含めて、次の級、次の帯へ進んでほしい。
そして私たち指導者も、単に技ができるかどうかだけを見るのではなく、子どもたち一人ひとりの成長をしっかり見ながら、昇級を考えていかなければならないと思っています。
黒帯になることがゴールではありません。
黒帯にふさわしい人に成長していくこと。
私は、そちらの方がずっと大切だと思っています。
神戸三宮スポーツ少年団では、このように指導者が常に学び続け、子どもたちに質の高い指導を提供しています。
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