子どもたちが技を覚えた途端、なんとなくダラダラと練習をこなしていませんか?

最近年少部の指導で取り入れていることがあります。
それは「法形」の練習に「演武」を追加する方法です。

少年部の指導をしている方や、お子さまと少林寺拳法をしている方にも読んで欲しいです。
子どもたちの成長につながるポイントも含まれています。

適当な連反攻でおわっていないか?

茶帯くらいになると、普通に法形のあとで「連反攻」をしています。
しかし、大抵の場合は「なんとなく攻」ではないでしょうか?

特に、慣れてきた子どもたちほど「出来てしまうが故の適当さ」が出てきます。

大会のための演武の練習は極力減らしたい

少林寺拳法の場合、どうしても大会は演武です。
よって、大会の練習=演武の練習になります。

そして、その時間を取ればとるほど「法形」の練習が無くなります。

結果として、法形が出来ていないのに演武をするので指導にも倍以上の時間が掛かります。
前もブログで言いましたが、演武とは結局は法形の連続です。
よって、法形ができないことは結果演武が出来ないのです。

では、どのように法形と演武をあわせて練習すればいいでしょうか?

法形のあとに、1つだけ法形を足す

実は、難しい話ではありません。
先ほど説明した「てきとうな連反攻」を辞めさせて、別の法形につなぎます。

では、本日「次回2級受験」という3級拳士の修練で実際にやったもの紹介します。

修練法形「切返抜」

1,まずは、単純に法形をおこなう

まず普通に「切返抜」をしてもらいます。
特に最近は攻者の攻め方を問われるので、しっかりそこは教えましょう。
もちろん、守者の下段構も忘れずに。

2,法形の終わりの次に「何が出来るか?」を考えさせる

実はここがポイント。

慣れた大人が「次はこう繋いで」と言いたいところですが、「次に何が出来るか?」は子どもたちに考えさせます。

「切返抜」の最後は「熊手突」です。
体制としては逆突の形で熊手を突いています。

「よし、じゃあこの熊手を突いたら、次どうする?」と問う訳です。

私「よし、今熊手突いたやろ、じゃあ次どんな攻撃ができる?」

『蹴れるかな?こっちの足で蹴れそう』

私「OK,じゃあ先生はそれを下受して下がるわ、どうやって追い込もうか?今日習ったほかの技できへんかな?」

『あ、振突できそう。屈伸突?蹴?』

私「じゃあ逆蹴を蹴ったら、振突してくれ、先生屈伸蹴するわ」

今回の場合、その子との対話で熊手を突いた側の足で逆蹴りを蹴ってくることになりました。
じゃあ受ける方は、下受で後ろに下がる。
蹴った方は追い込んで振突。

それに対して屈伸蹴。

という、これで2級法形を2つ使った演武が出来てしまいます。
なお、このあと振突を使って、「内押受蹴」をおこない、結果2級法形3つを使った演武になりました。

もう一組の女子は同じく逆蹴りでしたが、開きさがって払い受けの後に突天一と、子どもによって形は変わります。

3,演武として発表させる

ここまで出来れば大したものです、あとは発表させます。

考えさせることと、演武が特別なものでないと認識させる

このように、子ども自身に考えさせ、発表させる。これは彼らのことを「認める」ことにもなります。
大事なことは、この時の演武が大会のようにビシビシしなくてもいいということ。

ようは、演武が法形の先にあり、特別でないこと。
演武の動きを当たり前に普段からやること。

これが大事だと思います。

「結果として、子どもたちの主体性や自立心が育つ」
「大会前になっても慌てて演武の練習ばかりしなくてよくなる」

大きな意味があるのではないでしょうか。

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